celebes2006-07-05

本日は、スラウェシ科研のメンバーのうち、岡本正明・浜元聡子(以上、京都大学東南アジア研究所)、島上宗子(いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク/京都大学地域研)が関わっている「ジャワ震災復興支援活動」(京都大学東南アジア研究所有志一同)のワークショップをお知らせいたします。
今日の写真は、バントゥル県カソンガン郡の陶器製の装飾品やみやげ物を製造直販する商店が並ぶ一画。この地区の陶器製品の70%が、イタリアに輸出されるとのことです。現在のところ、店内ならびに商品をストックしている倉庫ともに大きな被害を受けたところが多く、当面、製造の再開は目処が立っていないということでした。

ジャワ地震ワークショップ−現地報告とジャワの復興に向けての活動」

日時:
2006年7月14日(金)
午後4時半〜6時半

場所:
京都大学東南アジア研究所 東棟2階 E207

話題提供者:
浜元聡子(東南研) 「現地報告」
岡本正明(東南研) 「マクロの視点:中央政府・地方行政の対応」
島上宗子(地域研) 「ミクロの視点:『組織する力』から見るジャワ農村の復
          興」

<要旨説明>

去る5月27日早朝に、中部ジャワジョグジャカルタ特別行政市南部および隣接する中ジャワ州で発生した地震による被災地の人々への支援活動のひとつとして、東南アジア研究所の有志一同で、募金活動を始めています。

有志の活動の一環として、同研究所・浜元聡子が、過日(6月23日〜7月2日)、ジョグジャカルタ市中部ジャワ州の被災状況およびその後の復興支援状況について、概況調査および情報収集をおこなって参りました。

この出張の報告を兼ねて、現地で撮影した写真およびNGOが制作した短いフィルムを紹介します。

これに合わせて、長年、インドネシアの政治やジャワの村落社会についての調査に従事してきた岡本正明(同研究所)、島上宗子(地域研)が、ジャワ社会の背景について、簡単でよくわかる解説をおこないます。

また、集まった募金を有意義に使うため、現地の国立ガジャ・マダ大学(UGM)と共同して、震災からの復興の軌跡を記録するプロジェクトを考えています。

この記録は、東南研有志、UGMそして、被災地のいくつかの集落の人にも記録係として参加していただくような形で進めることを想定しています。

参加してくださる方々から、わたしたちの活動に対するコメントや助言をいただければ、たいへんありがたいことだと考えております。

多数の方々のご出席をお待ち申し上げております。