2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

写真は2004年12月にバランロンポ島で撮影されたものです(写真撮影:浜元聡子)。 ダニアルくんの身長とほぼおなじ長さのサカナは、サメです。フカヒレを切りとって、売るためのもの。中華料理に欠かせない高級食材です。島で丁寧に日干し乾燥させたフカヒレ…

写真は、2005年1月にスプルモンデ諸島バランロンポ島の桟橋で撮影されたものです(写真撮影:浜元聡子)。 男の子の足下に並べられている「物体」は、マカッサル海峡の水深20メートルほどの海底に棲息していたナマコです。とても大きいのですが、商品価値は…

今日の散文は、浜元聡子さん(京都大学東南アジア研究所)が書いています。「忘れないこと」を心がける活動の一環のようです。 ■ドットロ 一眼レフを首からぶら下げ、小型のリュックを背負い、木の葉のように波間に消えてしまいそうなボートで、あちらこちら…

2004年12月26日の朝に起きたスマトラ沖の大地震と大津波から、半年が過ぎました。まだまだ復興には時間がかかりそうだとききます。 インドネシアだけでなく、地震と津波の被害にあった国は、いまなお、苦しい状況にあるともききます。経済的な援助やさまざま…

インドネシアの村落部では、アリサンという頼母子講の一種がおこなわれているところが多い。 ひとつのアリサンは、親が一人と、子となるメンバーからなる。週ごと、10日ごと、あるいは月に一回の割合で、親は子からお金を徴収し、決められた日にメンバー立…

下記の研究セミナーの案内が来ました。 第57回トランスナショナリティ研究セミナー下記の内容で開催いたします。多くの方々のご参集を心よりお待ちしております。 大阪大学21世紀COEプログラム インターフェイスの人文学 トランスナショナリティ研究プロジェ…

こちら(http://blog.melma.com/00131162/)で、「学生ボランティア・通訳募集 @ 第6回国際的な遺児の連帯をすすめる」という案内が出ていました。→(http://blog.melma.com/00131162/20050623204226) 「第6回国際的な遺児の連帯をすすめる交流会」 ①学生…

6月19日より、次の2名が南スラウェシ州での調査活動および会議参加などで、活動中です。 ◆岡本正明(京都大学東南アジア研究所):6月19日〜6月24日 ハサヌディン大学でのトラジャ班調査活動についての打合せ・資料収集等 ◆Aziz Salam(愛媛大学大…

スラウェシ科研の研究協力者、浜元聡子さん(京都大学東南アジア研究所)の調査地、バランロンポ島を上空から撮影した写真です。 写真の右手が北。49haの面積に3,700人、約700世帯が住んでいます。隆起サンゴ礁の島は、もっとも高いところで海抜1メートル。…

今日の散文は、浜元聡子さん(京都大学東南アジア研究所→id:celebes:20050413#20050413f1)が書いています。浜元さんは、いつもは野菜や豆腐をおみやげにしていますが、たまには高級なお菓子やファースト・フードを買うこともあるようです(写真撮影:浜元聡…

BBC Worldのニュースによれば、南スラウェシ州で鳥インフルエンザに罹患した男性が見つかったとのこと。 BBC NEWS | Asia-Pacific | Bird flu found in Indonesian man感染経路は不明とのことですが、東南アジア各地ではこの数年、鳥インフルエンザが流行し…

丸刈りになったり、ダンドゥットを踊ったり、調査研究には楽しくもたいへんな側面があります。 id:celebes:20050411

今日の散文は、スラウェシ科研の研究代表者、田中耕司さんが書いています*1。田中さんは1970年代半ばに、南スラウェシ州ボネ湾の最深部、現在の北ルウ県ウォトゥWotuにおいて、国内移住政策により移り住んできた人々の水田農業と土地利用について調査に従事…

写真は、2000年に南スラウェシ州テンペ湖にて撮影されたものです(写真撮影:浜元聡子)。今日の散文は、浜元聡子さん(京都大学東南アジア研究所)が書いています。■テンペ湖の浮き家東南アジア島嶼部地域の沿岸部に、水上集落が広がる風景を見ることがある…

スラウェシ科研研究協力者の島上宗子さん(いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク)(id:aiainet:20050609)からのお知らせです。 第5回「いりあい・よりあい勉強会<シリーズ・コミュニティとは?> 『私が関わってきたコミュニティ〜インドネシア・…

こちら(http://blog.melma.com/00132255)にて、ブルネイの「ブギス」と岩手の「モコ」についてのエントリーがありました。→ http://blog.melma.com/00132255/20050608122111サバ州では南スラウェシ州出身者は、マカッサル人であっても、マンダール人であっ…

京都大学東南アジア研究所には、たくさんの大学院生が地域研究を学んでいます。このカテゴリーでは、スラウェシ地域の外の風景を紹介します。大学院アジア・アフリカ地域研究研究科東南アジア地域論講座は、協力講座として東南アジア研究所内にあります。そ…

写真は1999年10月に撮影したものです。南スラウェシのブギス−マカッサルの結婚式では、マカッサル語でコロンティギと呼ばれる儀礼が前夜におこなわれます*1。二部構成の儀礼のうち、第一部のタマット・ムンガジをおこなっている場面を撮影しました(写真撮影…

FASIDから下記のような案内がきました。 財)国際開発高等教育機構平成17年度研究フェロープログラム 【フィールドワーク調査助成】募集開始のご案内 関係各位 標記のことについて、(財)国際開発高等教育機構から募集案内 がありましたので、お知らせし…

写真は、2004年12月に、マカッサル海峡スプルモンデ諸島南部のコディンガレン島Kodinggarengで撮影したものです。マカッサル海峡地域の南部には、コディンガレン島のほか、バランロンポ島、バランチャディ島などに、華人墓地が残されていたとのこと。このう…

Lobster Bambu(タケ・ロブスター)とマカッサル海峡地域では呼ばれる大きなロブスターです。動かないように脚を紐で固定され、殻にキズがつかないようにして、出荷されます。素潜りでロブスターを捕まえるのは、生粋の漁村の人です。島に戻り、浜の仲買人に…