2006-01-01から1年間の記事一覧

21COEの国際シンポジウムが終わって2週間。インドネシアから参加していただいたスラウェシ科研のメンバーも、ほぼ全員が、無事に帰国しました。短い間でしたが、日本での再会を楽しむことができました。 サテライト・ワークショップ「地方分権下の自然資源管…

サテライト・ワークショップのお知らせ

ショート・ノーティスとなってしまいましたが、明後日、下記のサテライト・ワークショップが開催されます。 地方分権下の自然資源管理と海域生活世界 −インドネシア・スプルモンデ諸島から− Natural Resource Management in the Maritime World of the Sperm…

いささか旧聞に属する話ではありますが、今年の8月の南スラウェシ州における独立記念日前後のお祭りは、この数年、より正確には1998年のスハルト体制崩壊後、もっとも活気に満ちたものだったように思われました。バランロンポ島は小さな島ですが、8月の第一…

断食月に入って9日目のマカッサルからです。 初日は日曜日ということもあって、市街地の主要な商店はすべて閉店。わずかに華人系インドネシア人が営む商店のみが、狭く扉を開けていました。こんなに静かなマカッサルの街をみたのは、初めてのことです。これ…

スラウェシ科研最終年度のワークショップが、おこなわれました。前回3月のトラジャ・ワークショップと同様に、アカデミアからの参加者だけではなく、スプルモンデ諸島の島々から住民の方々をお招きして、和気藹々とした議論の場を持つことができました。 当…

マカッサルに滞在中です。こちらに来る前に、ジャカルタを経由しました。ジャカルタでは、以前、集団スリに囲まれて以来、すっかり足が遠のいていたコタ周辺を歩いてきました。京都大学東南アジア研究所のジャカルタ連絡事務所があるクバヨラン・バルから、…

今年度最初の「スラウェシ研究会」のお知らせです。事前の申し込み等は不要です。みなさまのお越しをお待ちしております。 なお、研究会終了後、午後4時半より「ジャワ地震ワークショップ−現地報告とジャワの復興に向けての活動」が開催されます。会場は同じ…

こちら経由で、知りました。 スラウェシ・ビジネス・セミナー @UNIDO 国連 工業開発機関 UNIDO 投資ニュースレター 投資促進専門官プログラムインドネシア・スラウェシ島 6月27日(火)から7月21日(金)の予定で、南スラウェシ州振興・投資局協力課長のヨス・…

本日は、スラウェシ科研のメンバーのうち、岡本正明・浜元聡子(以上、京都大学東南アジア研究所)、島上宗子(いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク/京都大学地域研)が関わっている「ジャワ震災復興支援活動」(京都大学東南アジア研究所有志一同…

各地でさまざまな催しが企画されています。いろいろな形の支援がありますね。ジャワ島の豊かな文化や歴史、社会を伝えることで、震災の被災地という印象以上の理解が深まるのでしょう。 下記の情報はすべてこちら(exblog ガドガド)からです。 ジャワ文化の…

今週の月曜日から降り始めた豪雨のため、南スラウェシ州シンジャイ県の山間部および河川沿いの複数の集落で、大規模な洪水被害や土砂崩れがあったとのことです。このため、150人強の住民の死亡が確認され、行方不明者も多数いるとの見方が強いとのことです。…

スラウェシ科研・研究分担者の岡本正明さん(京都大学東南アジア研究所)からのお知らせです。 来月15ー16日に、ゴロンタロ州で開催される国際会議です。 *1 ゴロンタロ州は、2001年までは現在の北スラウェシ州の一部でした。州都のゴロンタロ市は、トミニ湾…

Midori Hirota まぐまぐ! - 読みたいメルマガ、きっと見つかる。 ジャワ島・ジョグジャカルタ南部を震源とする地震が発生してから、3週間になります。どのように震災からの復旧活動が進行しているのか、NGOや国際組織の救援活動がどのようにおこなわれてい…

インドネシア語の震災情報ブログです。 http://helpjogja.net/

スラウェシ科研の研究協力者・島上宗子さん(京都大学地域研究統合情報センター/いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク)からのお知らせです。 「いりあい交流2006」成果報告会「インドネシアの人々がみた日本の山村:経験をつなぐ」 この2年あまり…

海図の話の続きです。 ブギスーマカッサルの海の民といえば、自由自在に東南アジアの海を往来してきた人々というイメージがありました。かれらの航海技術についての論文や図書(Bugis Navigation / Gene Ammarell 1999)などもあります。マカッサル海峡の島に…

スラウェシ科研の南スラウェシ州における研究拠点、マカッサル・フィールド・ステーション(MFS:ハサヌディン大学研究棟5階)所蔵の図書リストを更新しました(Sulawesi Archives)。まだ書誌登録されていない図書・資料が多数ありますが、追って、情報を公開…

Jogja Heritage http://www.jogjaheritage.org./ スラウェシ科研研究分担者の松井和久さんから、教えていただきました。以下、松井さんから遅られてきたメールの一部を、貼り付けしています。 建築家の黒田正人さん(m-kuro@ta2.so-net.ne.jp)から、ジャワ…

東南アジア地域研究研究所 京都大学東南アジア研究所での、震災救援活動のご案内をいたします。 震災による犠牲者数が下方修正されたとはいえ、災害の全貌がまだはっきりとわからない今、日本にいるわたしたちも不安な気持ちをぬぐい去ることができません。 …

去る5月27日、スラウェシ科研の今年度の活動内容についての打ち合わせ会が、京都大学東南アジア研究所において、開催されました。 出席者は、田中(研究代表者:京都大学地域研究統合情報センター)、水野、岡本、浜元(以上、京都大学東南アジア研究所)、…

スラウェシ科研・研究協力者の島上宗子さんからのお知らせです。ショートノーティス気味で、申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。 「いりあい・よりあい勉強会」のお知らせ■テーマ:「いりあい」がつなぐ日本とインドネシア 〜インドネシア・中ス…

2004年12月のインド洋沖地震の際に、ちょうどバランロンポ島に滞在中だったこともあり、スマトラから遠く離れた場所で、人々がこの自然災害についてどのように語るか、その渦中にいただけに、否応なしに関心を寄せることになりました。 地震後、数日後には、…

地震からまもなく1週間が過ぎようとしています。スラウェシ科研のメンバーの中には、長い間、ジョグジャカルタ近郊の農村地域で村落調査に従事していた人もいます*1。それぞれに親しい友だちや知人の安否を気遣っている状況です。 インドネシアへの電話がた…

震災に遭う前のジャワの農村に、短い間だけ、滞在したことがありました。スラウェシの島嶼部に比べて、圧倒的な緑の多さが目にまぶしかったことを覚えています。家屋の外観は、マカッサルやスプルモンデ諸島のどこに比べても、はるかに立派に見えました。家…

5月27日、ジョグジャカルタ特別行政地域南部バントゥル県付近で、マグニチュード6.3という規模の地震が発生しました。この地震により亡くなられた方は、6月1日現在で6,234名、家屋倒壊により避難所やモスクなどでの生活を余儀なくされている方々をはじめとし…

訃報:インドネシアの作家 プラムディア・アナンタ・トゥル : exblog ガドガド exblog ガドガド←こちらで知りました。 プラムディア・アナンタ・トゥール氏が亡くなられたとのこと。インドネシアだけでなく、現代東南アジア文学を代表する作品をたくさん残さ…

3月3-4日におこなわれました、スラウェシ科研第3回国内打合せ・スラウェシ研究会のときに配布した資料を科研サイトに掲載しました。 全員の分ではありませんが、今年度のスラウェシ科研での活動(日本側のみ)が垣間みられると思います。 2005年の活動情報ま…

昨年の10月、今年の1月と、二段階にわたってBBM(石油燃料)が値上げされたインドネシア。最初の値上げで180%近くも価格が上昇したことにより、離島部の漁村などでは、一日の漁獲による純利益が、燃料費と釣り合わないという事態が続出しました。ちょうど断…

以前にこちら(id:celebes:20050615)で、田中耕司が紹介していますが、南スラウェシのブギス−マカッサルの高床式住居は、家ごと別の場所へ引っ越しをすることがあります。 今日の写真は、3月のトラジャワークショップに向かうために、パンカジェネおよび島…

マカッサルには長い間に渡って、行ったり来たりしていますが、意外と海に沈む夕日をきちんと見たことがありませんでした。 一昨日の夕方、ロサリ海岸通りに散歩に出かけたら、ひさしぶりに大きな夕日が見えました。もっとも、少し雲が残っていましたので、完…