[メモ]

celebes2005-08-14

南スラウェシ州の西海岸部、現在では西スラウェシ州となったマンダール地域を車で走っているときに、陸稲焼畑を見つけました。2002年2月に撮影したものです(写真撮影:浜元聡子)。
雨季にもかかわらず、珍しく、雨が少なかったため、空が抜けるように青く、陸稲焼畑地もあまりぬかるんでいませんでした。
下の写真は、焼畑斜面の全体の様子です。

現在の西スラウェシ州、マムジュより北の海岸線は、とにかく荒涼としていて、アブラヤシプランテーションが棄園されていたり、だだっ広い土地に、ひたすら手入れされていない農園の緑が黒々としていたりで、少々、怖い感じがしました。トランスミグラシの開拓村は、雨季だというのに土埃が舞い上がり、ここが独立して一つの州になるとは、そのときにはとても想像もつきませんでした。
スラウェシ科研では、岡本正明さんが西スラウェシ州における地方分権下の自然資源利用、とくに土地利用について調査を遂行中です。その調査の成果の一部は、今月末30日に、ハサヌディン大学で開催されるワークショップにて、発表される予定です。