10月1日午後8時頃(現地時間)、バリ島のリゾート地、クタとジンバランで爆発テロが起きたようです。

BBCのニュースによれば、現在までに12人がこの爆発により死亡したとのこと。浜元はマカッサルからの帰路に、デンパサールを経由しており、ちょうどクタに滞在していました。タクシーの運転手に、テロがあったのはどのあたりなのか、などと問い合わせたりしたばかりです。雨季に入るのを前に、大勢の観光客でにぎわっていたバリ島ですが、これ以上、犠牲者が増えないことを祈るばかりです。
数日後には、イスラーム暦では断食月に入ります。バリ島はバリ・ヒンドゥー教を信仰する人が多数派で、断食月であっても観光客にはあまり影響はありません。インドネシアでは、ガソリン等石油系燃料の価格が10月1日付けで、全国的に80%も値上げされました。大多数を占める貧困層の生活は、ますます困窮を極めるようになり、燃料を買わないようにするために庭木を切るしかないと話す人が、バランロンポ島のような場所でさえいました。全国的に、少し、暗い様相を呈していたインドネシアですが、テロ事件がおきれば貴重な観光収入にも影響します。毎日、毎日を必死に生活している人々の暮らしが奪われないことを切に願います。