celebes2005-11-04

スラウェシ科研も2年目の半ばを過ぎ、ちょうど折り返し地点を迎えました。
この間、ハサヌディン大学との合同臨地調査の実施(2004年)、ワークショップ開催(2005年)など、少しずつではありますが、研究活動を積み重ねて来ました。
国内研究会、国内合宿などをとおして、科研メンバー間の問題意識の確認、情報共有などにも努めてきました。
いろいろなバックグラウンドを持つ研究者があつまり、多角的な視野からインドネシア地方分権がどのように進行しつつあるのかを、とくに自然資源管理のあり方を手がかりとして理解しようと務めてきました。地域研究の実験的な試みだといえます。
研究分担者の先生方は、忙しい時間をぬって、短い時間ではありますが、なんとか臨地調査を敢行されています。研究協力者のわれわれは、日々、蓄積される情報を、できるだけ形にまとめていく作業の傍ら、実践的な調査計画を練り、対象にアプローチする試行錯誤を繰り返しています。再来年の末にはどのような成果がまとめられるでしょうか。
イドゥル・フィットリ(レバラン明けの大礼)を経て、初心を忘れずに「スラウェシ地域研究へ向けて」研究を積み重ねていきたいと思います。