celebes2005-11-05

写真は2004年の夏、ハサヌディン大学の研究者たちと合同調査旅行に出る直前の結団式(?)の前に、アロマ・ラバッカン(ラバッカン王国の味、という老舗イカン・バカールレストラン)で撮影したものです。スラウェシ科研の日本側メンバーが、ほぼ全員、参加しています。

スラウェシ科研のサイトを更新しました。
■Digital Archives→Sulawesi Archives

といっても、まだまだこれからなのですが、できるだけ定期的に、これまでの蓄積データを更新していきたいと考えています。ところが、主としてサイト管理を担当している浜元が来週から来年2月上旬まで、フィールドへ出発します。またしばらくの間、更新が滞りがちになりますが、最終年度に向けて、おもしろい調査をたくさんしてこようと思っています。

雨季の調査中はどこにもいけない、というネガティブな感想がつきものです。しかし逆に、話を聞きたい相手もまたどこにもいけない、というメリットもあります。普段は時間を気にしたり、こんなにしつこく話を聞いても大丈夫だろうか、と心配するわけですが、雨季だけは別です。ただし敵は、トタン屋根。激しい雨が降ると、天井がなく、いきなり屋根に達する造りの南スラウェシの家屋では、トタン屋根を叩く雨音がすさまじいのです。大声で叫んでも相手の声がかすかに聞こえる程度になります。30分も大声を出し合うと、もう力が尽きてしまいます。雨が降ったときは、どうするか?優等生的にはノート整理がよいでしょう。しかし現実的には疲れを休めるために昼寝をするのが一番よいようです。雨音を聞きながら昼寝をする至福は、フィールドでしか経験できません。