去る5月27日、スラウェシ科研の今年度の活動内容についての打ち合わせ会が、京都大学東南アジア研究所において、開催されました。
出席者は、田中(研究代表者:京都大学地域研究統合情報センター)、水野、岡本、浜元(以上、京都大学東南アジア研究所)、松井(日本貿易振興機構アジア経済研究所)、山田(立命館アジア太平洋大学)、遅沢、Aziz(愛媛大学)、市川(総合地球環境学研究所)、長津(東洋大学)、小野(国立民族学博物館)、島上(京都大学地域研究統合情報センター/あいあいねっと)。
主として、今年度の活動予定、またスラウェシ科研の成果出版について話し合いをおこないました。

今年度、スラウェシ科研では、大きなワークショップを2回、開催する予定です。1回目は、2006年8月12-14日に、スプルモンデ諸島バランロンポ島にて開催します。これは今年3月に、トラジャ・サンガラ村において、トラジャ班のワークショップを開催したことを受けて、スプルモンデ班でも地域研究の現場で、地元の人々も交えた双方向的な意見交換を兼ねた場を持とうと考えて、企画されました。日本からは、田中、浜元、Aziz、遅沢(予定)が出席します。バランロンポ島には、ハサヌディン大学海洋学部および水産学部のマリンステーションがあります。この施設を会場として、バランロンポ島民はもちろんのこと、スプルモンデ諸島南部地域の島民および島役場の人々の参加を呼びかけることにしています。ワークショップのテーマは、「スプルモンデ諸島における地方分権と自然資源管理」。関心のある方は、ご連絡ください。

また今年は、マカッサル・フィールド・ステーションの活動を支援してきた「世界を先導する総合的地域研究拠点の形成 ASAFAS/CSEAS 21世紀COEプログラム」の最終年度にあたります。11月11日〜12日には、過去5年間の総括を報告する国際シンポジウムが開催されます。スラウェシ科研と共同研究をおこなってきたマカッサル・フィールド・ステーションでは、11月9日に、Kyoto Symposiumに連動して企画されるサテライト・ワークショップを開催します。
ここでもまた、スラウェシ科研が過去3年間にわたり調査研究活動をおこなってきた成果を発表します。
こちらも、スラウェシやインドネシア地方分権に関心をお持ちの方の多数のご出席をお待ちしております。

より詳細な報告スケジュールが決まりましたら、随時、こちらでもお知らせしていく予定です。

21COE 京都シンポジウム
Kyoto Symposium "Aiming for COE of Integrated Area Studies" KYOTO UNIVERSITY Graduate School of Asian and African Area Studies
マカッサル・フィールド・ステーション:サテライト・ワークショップ
Satellites