今週の月曜日から降り始めた豪雨のため、南スラウェシ州シンジャイ県の山間部および河川沿いの複数の集落で、大規模な洪水被害や土砂崩れがあったとのことです。このため、150人強の住民の死亡が確認され、行方不明者も多数いるとの見方が強いとのことです。一時間の降水量が500ミリ(単位がなんだったか電話だったので不正確です)を超えていたとのこと。通常であれば、6月も末となれば、確実に雨季は終わっており、山間部をのぞいては、平野部および沿岸部では、雨はほとんど降りません。シンジャイ県の西南に位置するブルクンバ県でも大雨洪水が発生しており、犠牲者が出ています。今回の災害に関して、一部の住民からは、州や県の救援対策の遅れを非難する声も出たとのこと。災害は忘れた頃に…とはいいますが、思いもかけない事態に備えることは、実はとてもむずかしいのかもしれません。日本も梅雨や台風の季節になると、大雨洪水が発生します。なにか対策を、共有する方法はないのでしょうか。災害はインドネシアだけに限らず、地球上の各地で、毎日、発生しているのかもしれません。どんな小さな情報も、誰かが拾い上げて、届くべきところに届くとよいのでしょうね。