バランロンポ島のバティック・プカロン

久しぶりの投稿です。
しばらくジョグジャカルタに滞在しておりましたので、すっかりとスラウェシから遠のいてしまった感もありますが、まだまだスラウェシ地域研究は続きます。
ジョグジャカルタ滞在中に勉強していたジャワ語。ジャワ語の文法書の良書、TATA BAHASA JAWA MUTAKHIRの出版社、Kanisiusのような出版社がスラウェシにあればと思ったものでした。マカッサル市内にも、小さな出版社がいくつかありますが、たいていは重刷されません。見たときに買っておくしかありません。
Kanisiusは、全国的なベストセラーを出しているわけではありませんが、昨年のジャワ地震以降、家屋再建に自力で取り組む人の参考になるような良書を相次いで出版しています。
Kanisiusmediaで紹介されているベストセラー本、Seri Pengetahuan Lingkungan-Manusia-Bangunan PEDOMAN BANGUNAN TAHAN GEMPA / Heinz Frick & Tri Hesti Mulyani。9,000ルピア(約112円)ということもあって、建築を専門としない人でも気軽に買って読んでみようかと思える本です。内容も、手書きのイラストが多用されており、ぱらぱらと見ているだけで、視覚的に情報が入ってきます。グラメディアなど主要な大型書店では、建築書籍コーナーに並べられていますが、売れ筋の本なので、平積みされています。何冊か、バントゥル県の被災者のかたへのおみやげとして買いました。
Kanisiusからは、同書の著者ふたりによる、Seri Eko-Arsitektur 2 ARSITEKTUR EKOLOGISが出版されています。こちらも良書。初刷は、ジャワ地震の約2週間前。わかりやすいことばと、手書きのイラストのシリーズは、現在9冊ほど刊行されています。