こちらより → exblog インドネシア語の中庭ノート
象とその鼻 : exblog インドネシア語の中庭ノート:このエントリーがたいへん興味深かったです。
ジョグジャカルタで、にわかジャワ語学習徒となったわたしは、しばしばジャワ語の先生に、「インドネシア語でもいつもジャワ語の語順で話していますね。なぜに?」と面白がられました。
Gajah berbelalai panjang. :象は長い鼻をしている/Gajah belalainya panjang. :象の鼻は長い。ジャワ語の先生によれば、わたしはいつも後者の語順で話しているのだとか。以前にジャワ語を勉強していたのかとも尋ねられました。ところが、わたしはジャワ語はおろか、インドネシア語すらも独学でしか勉強したことがありません。十年目にして初めて、語学学校で文法を習ったわけです。マカッサル語もまた耳学問ですが、バランロンポ島の中学校で、muatan lokal basa mangkasarak だけ、聴講していた程度です。それでもジャワ語の語順のことで、さほどに苦労しなかったのは、やはり京都弁の影響なのでしょうか。あるいはやはりマカッサル語の影響なのか。いずれにしても、インドネシア語の先生が、わたしが書いたインドネシア語の作文を添削する度に、「ジャワ語の語順で書かれたインドネシア語ですね‥」と苦笑されていたことを思い出しました。