2003年9月、京都大学東南アジア研究所では、21世紀COEプログラムによる「マカッサル・フィールド・ステーション」を開設しました(世界を先導する総合的地域研究拠点の形成 ASAFAS/CSEAS 21世紀COEプログラム)。このプログラムは、京都大学大学院アジア・アフリカ・地域研究研究科の大学院生の大学院生の臨地活動を支援するためのものです。スラウェシ科研は、マカッサル・フィールド・ステーションを、スラウェシ地域研究の中核をなす拠点とするため、大学院生の調査活動に加えて、教員や若手研究者による研究活動を実施することを目的として申請されました。
マカッサル・フィールド・ステーションは、ハサヌディン大学構内の研究棟5階にあります。会議室と資料室がそれぞれひとつずつあり、海図・土地利用図の他、スラウェシ関連の図書(英語・インドネシア語中心)、パソコン、スキャナーなどが整備されています。会議時に使うためのポータル・インフォーカスも準備しています。
図書や地図の利用は、学術調査の目的でマカッサルを訪れた方に、広く開放されています。オフィス・アワーは、午前10時から午後3時頃まで。事前に、連絡をいただくのが確実です。連絡先は、こちら(http://d.hatena.ne.jp/celebes/about)に記載しているメールアドレスです。
研究者の知見だけでなく、幅広い視野から、現在、インドネシアが経験している地方分権の時代を、見ていくことができればよいなあと考えています。