celebes2006-10-02

断食月に入って9日目のマカッサルからです。
初日は日曜日ということもあって、市街地の主要な商店はすべて閉店。わずかに華人インドネシア人が営む商店のみが、狭く扉を開けていました。こんなに静かなマカッサルの街をみたのは、初めてのことです。これまで、断食月に島にいたことはあるのですが、街にいたことがありませんでした。車もペテペテも、そしてベチャもいない街は、案外と美しい街並みでした。オランダ時代の名残をこんなにも強く感じたのは、初めてのことでした。旧市街地の南側の住宅地は、道幅も広く、両側には大きな街路樹が静かな木陰を落としていました。
ウィサタ・イン近くの華人が営むチョト・マカッサル屋は、いまだかつてこれほど人が入っているのをみたことがないくらいの人が集まっています。こっそりと、断食月初日からチョトを食べてしまいました。その後は、プチ断食あるいはプチ・ダイエットのように、日中、外ではまったく飲み食いせずに、ホテルに戻ってからマグリブ(日没の礼拝)を待って、冷たい飲み物を飲みます。誰に強制されたわけでもないのですが、不思議なものです。
さて、来る11月9日、スラウェシ科研の中のスプルモンデ班のワークショップが開催されます。詳細な予定は、世界を先導する総合的地域研究拠点の形成 ASAFAS/CSEAS 21世紀COEプログラムからどうぞ。